様々な指標から見る野球 投手編
こんばんは。しーもりです。
引き続いて野球の指数について話していきたいと思います。
今回は投手編です。前回の打撃編はこちらへ。
防御率
これが一番一般的な指数だと思います。
「自責点×9÷投球回」で求めることができます。
つまり一試合(9イニング)当たりの自責点を示しています。
自責点とは投手の責任とされる失点のことで、「自責点≠失点」ということに注意が必要です。
自責点は失策によって出塁した走者が得点した場合などには記録されません。
自責点の定義はかなり複雑なので深く触れませんw
WHIP
「(被安打+与四死球)÷投球回」で求めることができます。
1イニングあたりに何人の走者を出したかを示すもので、投手の安定度を示すと言われています。
一般に1.0未満で球界を代表するエース、1.2未満でエース級、逆に1.4以上なら問題ありと言われています。
しかし単打や四死球と長打が同様の扱いをされるため、WHIPが低くても長打を打たれやすい投手を評価するうえでは適していないと言われています。
BABIP
打撃編で少し触れたのですが、本塁打以外でフィールドに飛んだボールが安打になる確率です。
「(被安打数-被本塁打数)÷(被打数-奪三振数-被本塁打+被犠飛)」で求めることができます。
BAPIPは投手の能力によって変動しにくいと言われており、おおよそ0.3が平均と言われています。
BABIPが0.3を下回ればそれだけ運が良かったとされ、逆に0.3を上回れば運が悪かったということになります。
防御率だけでなくBABIPも見てみると面白いかもしれません!
奪三振率
「奪三振×9÷投球回」で求めることができます。
考え方は自責点と同じで一試合(9イニング)あたりどれだけの三振を奪えたかを示す指数です。
7.5~8.0以上であれば高い部類、9.0以上ならばかなり奪三振能力が高い投手といわれ、自力でアウトを取ることができる投手という評価になります。
QS%
QS(クオリティースタート)の割合のことで、「QS数÷先発数」で求められます。
QSとは先発投手が6イニング以上を自責点3以内に抑えることで、QS%はどれだけ試合を作れたかを示す指数です。
最後に
野球に興味がある人ならそれなりになじみのある指数もあったと思いますが、興味のない人にとっては何を言っているのかわからない記事だったかもしれませんね。
まぁニュースではここまで詳しい数字はめめったに出てこないですw
どの指数にも長所短所がありますので、複数の指数で総合的に評価することが重要ではないかと思います。
あ、守備編はありませんw
ではでは(^◇^)ノシ